リオ五輪と東京オリンピックの通信簿公開

五輪をめぐって示された具体的な目標値が
「辛口通信簿」として話題になっています。

通信簿を提示したのは、
就任2カ月を迎える鈴木大地スポーツ庁長官(48)。
2015年12月2日に、東京都内で行われた
日本オリンピック委員会(JOC)のコーチ会議での出来事でした。

この会議で、鈴木長官は、夏季五輪競技種目と
金メダルの取得個数をまとめた一覧を、
約300人の前で公開。
成績がふるわない団体に激励という形で
一種の発破をかけたとのことです。

日本が過去にとった夏季五輪の金メダルは130個
28種目ある競技のうち、実に
113個が4競技で占められている事実を示しました。

金メダル量産に貢献している「4競技」とは、
●柔道
●体操
●レスリング
●水泳
で、鈴木長官はこれらの競技を「御四家」と表現。

改めて、表で示されると一目瞭然。
金メダルの取得個数の濃淡が極めてはっきりと
描き出されています。

medarusuu

これを棒グラフ化すると、このような感じに。

medarusuu02

一方、
これまで金はおろか、メダルそのものの
取得実績がない競技も6競技存在することにも、長官は言及。

●ボート
●近代5種
●カヌー
●トライアスロン
●バスケットボール
●ハンドボール
これらの6競技を含め、メダル取得実績のふるわない
競技に対して、厳しい現実を突きつけられた形になりました。

東京オリンピックに先立ち、2016年8月に開催される
リオデジャネイロ五輪。

そのリオデジャネイロ五輪で
JOC(日本オリンピック委員会)が掲げる金メダル取得数の目標は、
ロンドンの倍となる「金14個」。

そして、
さらに、2020年の東京五輪では、
なんと「30個前後」という金メダル量産を掲げ、
世界3位に名乗り出ることを目標としています。

鈴木長官は、
「個人的にはリオは2桁、東京は過去最高(1964年東京、2004年アテネ大会)の16個以上」

「目標を掲げることは、『金メダルの数を国威発揚手段に』ということではなく、激励の一つと考えてほしい。スポーツ庁は目標実現のための、施策上でのサポートに力を尽くす」

また、「メダルを獲得できなくても、頑張った競技、選手を支援するようなシステム構築を(庁職員に)指示している」とも。
出典:http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20151127/ddm/035/010/087000c

学校で学ぶ学生にも通信簿があり、
会社に勤めるサラリーマンにも人事評価制度がありますが、
オリンピック選手も、世界の大舞台に立つだけでも大変なのに、
そこで確実に結果を求められるという、厳しさの中で
自らと向き合い、闘いを挑むことを、改めて感じさせられます。

そんな本気の闘いに挑む選手たちを、
心をこめて応援したいものです。

サブコンテンツ

このページの先頭へ